失われた30年と失われる50年・・・
変わって行く世界と変わらない価値観
ちょっと賢い感じのリードになりますが、全く知識がないので大したことは書けません。
ちょっと気分でそんなタイトルをつけてみました。
ただ呟いてみたかっただけです(笑)
失われた20年、というワードは、今では「失われた30年」に変わっています。
そしてコロナ禍に陥ってしまった日本はきっとこの先20年くらいは停滞を続けるのでしょう。
3~4か月?半年ほど前でしょうか?
(退職は8月末ですが、3月末からもう景気が悪くなることは感じていました・・・)
以前の会社を退職することになり、次の会社を探さないといけなくなりました。
その時の私の考えは
・セールスマネージャー、エリアマネージャーと管理職を経験してきた
キャリアを活かして安定した大きい企業で管理部門を希望
という考え方でした。(その時点でもだいぶ高望みだったのですが)
その考え方自体がもう古い価値観に基づいたものでした。
・安定が欲しいので正社員
・なるべく大きな企業
・40代なので現場社員ではなく管理社員
・これまでのキャリアを活かしてステップアップ
このどれもがもはや現状にそぐわない希望になっています。
周りを見渡せば、友人たちはコロナの影響を感じつつも直撃を食らったわけではないので温度差があります。
それぞれの環境にもよりますが、私の周りにはこのコロナ禍を対岸の火事程度に捉えている人が多いように思えます。
日本の大企業がリストラを推し進めている状況の中で、そのような感覚でいられることが不思議です。
ですが、それもやはり古い価値観に基づいているからこそなんだろう、という風に感じています。
企業は簡単に潰れないもの、と思っているようです。
事実、政府は景気が悪くなると補助金や助成金を出しまくって先送りをします。
延長されていく雇用調整助成金だってそうですね。
人件費を実質政府が負担してくれているので、そりゃ延命措置はできます。
ただ、延命できたとてその先はないのに。
経済学者の人たちはこの日本の財政出動が失われた30年の原因だ、とも言っていますね。
本来淘汰されるはずの企業が生き残ってきたせいで日本経済は成長しない、と。
完全に理解できているわけではないですが、なるほどな、という風に感じます。
よくアメリカの株価と日本の株価でその停滞を語られることが多いですね。
バブル崩壊から考えると、アメリカの株価は7倍以上になっているそうです。
日経平均は7000円から持ち直していますが、バブル時の4万円には遠く及びません。
私はいわゆる就職氷河期世代。
景気の良い時代なんて経験していません。
十数年勤めた会社は大変安い給与で働いていました。
どれだけ頑張っても。
とても苦しかった。
そして転職した会社はコロナの影響を大きく受け、退職を余儀なくされました。
すべて自分の選択の結果なので誰かや何かを恨むことはありませんが、やりきれない気持ちは消えることはありません。
このままいくと日本は失われた50年、ということになるような気がします。
というか、ここで変わらないと確実になります。
馬鹿な私でもわかります。
今できることはなにか、これからすべきことはなにか、そんなことを毎日考えながら過ごしている毎日です。
と、言ってはいるものの、失業給付でちょっと食いつなげているだけの無職がつぶやいてみました・・・