私が15年勤めた会社を退職した理由
ある日突然こころが折れた
もうすぐ丸2年経ちます。
なぜ私が退職を思い立ったのか、そのあたりを書いてみたいと思います。
私はメーカー系販社で営業マンをしていました。
正確にはキャリアの半分はプレイングマネージャーでしたが。
毎日とにかく辞めたくてしょうがなくて、いつ辞めようか?そんなことばかり考えて働いていました。
そう考えながらも仕事はきっちりしていたので成績はトップクラスでした。
というかトップでした。マネージメントしながらでも。
こういう風に書くとなんか自慢してるみたいで鼻持ちならないですが、実際のところはそうではありません。
私がすごい!のではなくて、周りがダメすぎただけでした。
何でそんなに辞めたかったのか?
社員がアホ揃いでした。ものの見事に。
社長から現場まで。
かるく奇跡だよってくらいにアホでした。
社長や幹部クラス、そして古参の社員たちがまるでダメでした。
そしてそんな人間たちに育てられた若手勢も当然クズ揃いになりました。
どうにか自分の考えをしっかり持って働ける少数の人たちの頑張りによって何とかなっている会社でした。100人前後の会社ですがまともな人間は20名もいたかどうか・・・
どんどん腐っていく会社のなかで、どうしたら良いのか試行錯誤しながらやってきましたが、マイナスのパワーはプラスの数倍の威力があります。
毎日わたしの元には社内のありとあらゆるトラブルが舞い込んでくる。
自分の業務をこなしながらダメ社員のケツを拭いてまわる毎日・・・
毎年毎年悪くなっていく、そこが見えないスパイラルの渦中でした。
上司がダメなら部下もダメになっていく
当たり前のことですが、部下を育てる能力がない上司だと当然ダメ社員が増殖していきます。そして社内のダメ人間割合が増えていくわけですね。
そんな中で、自分が所属するチームを何とか立て直そうと、ありとあらゆる方法を試しました。数人の部下は育ってくれましたが、多勢に無勢。
私が辞めたあとはダメ勢力に押し戻されているようです(笑)
そして労働環境も悪かった
長時間労働、サービス残業、意識低い系(笑)の同僚社員たち・・・
本当になんでこんな会社にしがみついているんだろう?と自問自答する日々。
その日は本当に突然に訪れました。
どうしても会社に行くのがアホらしくなった
体調を崩して高熱を出し、数日休むことになりました。
万全ではありませんが無理を押して出勤して体調を崩して休み・・・
そんなアホループを繰り返していたところ、ある感染症にかかっていることが判明。
それで自宅療養することになりました。
ちょうどひと月くらい経ち、医師からも出社の許可が出てさぁ明日から復帰だ、という日の夜。
なかなか寝ることができなくて色々考えていました。
・明日から会社だけど何か行くのめんどくさい
・またあの狂った毎日が始まると思うと憂鬱
・そもそも何でこんな思いをしてまであの会社で働いているのか?
・ひょっとしてもの凄い勢いで時間を捨てているのではないか?
・あの会社よりマシなとこは探せば何とかなるだろう
・給与も笑っちゃうくらい安い
・マジでいる意味わかんない
・だったら辞めよう
一晩であっさり結論を出してしまいました。
その日は出社してとりあえず、有給休暇をすべて消化する意思を伝え、帰宅して妻と相談しました。
相談というより説得でした。
妻も私の会社の異常な状況を知っており、退職することには反対しませんでしたが、今後の生活のことをとても不安がっていました。
ですが、もう辞めると決めてしまったので、とりあえずそれを押し通す形で退職しました。
振り返って考えれば、病気のせいで長期療養し、その間に軽いうつ状態になっていたのかもしれません。
忙しく働いている大人に長期間の休みを与えると、良からぬ考え、行動を起こしがちですね。
みなさんも注意してください。
以前の会社のダメ具合はシリーズ化して伝えていこうと思います。