従業員の給料が安いのは経営者として恥ずかしいと思え!
売上が悪いから給料が安いという言い訳が悪循環を生む
さて、ほとんど悪口しか言っていないシリーズ。
今回は給料が安い問題についてタラタラと書いていきます。
社員の給料が低いのは経営者の能力の無さ
これもメーカー系販社の話。
とにかく給料が安かった。
入社して数年、30歳くらいになっても低いままでした。
同年代の友人と話すととても恥ずかしい思いをするくらいのレベルでした。
看板だけは大きいので、もっと収入は多いと思われることが良くありました。
私は営業をしていたので、実績に対して販売手当、いわゆるインセンティブ、報奨金をもらうことができました。
しかし、それをもらってやっと30歳前後の平均より少し悪いくらい、の給与体系でした。
そんな安い給料だと従業員のモチベーションが上がるはずはありません。
そこへきて
「おまえら金払ってるんだから給料分働け」と言っちゃう部長がいたりするもんだから
もう社員の労働意欲はまったく上がりません。
- モチベーションが下がる
- 成績が悪くなる
- 文句ばかり言われる
- 実績が積めないからスキルも上がらない
- 給料も上がらない
- 1に戻る
この負のスパイラル状態。
何度か給与体系の見直しなどもありましたが、その根拠となる部分が意味不明。
都道府県内の平均と比べたり同業他社と比べたり。
そしてそこを超えようという考えが全くありませんでした。
物価水準も加味して、と言っていましたが、何を加味したのか意味不明。
私がいる都道府県はエリア内で上から2番目の物価の高さ。
それを成績が悪いからと言って一番低く算出されていました。
私の会社をゼロとして、エリア内の他の都道府県に基本給を加算していく算出方法でした。
明確な根拠も出せないのに、イメージだけで給料をいじってしまう会社でした。
ちなみにメーカー子会社なので全国系列です(笑)
まぁとにかく見事にアホ揃いの会社でした。
インセンティブをもらいすぎ、という理由でカットされる
ところがある時期からインセンティブの単価が上がり、非常に条件が良くなりました。
私はそれによって働き方を変えていたつもりはありませんが、やはりこれまでよりもやる気はでます。
そうしてそこそこの給料をもらえるようにはなったのですが、ある日突然それがカットされることになりました。
その理由がまた驚きです。
「営業マンが報奨金をもらいすぎ」
という恐ろしい理由でした。
当然ながら反発しました。
営業がインセンティブを稼いで何が悪いのか?エサをぶら下げて走るのが営業だろうと。
その問いに対する答えは
「他の社員と比べて営業がもらいすぎ」
ということでした。
もはや議論にならないのはおわかりでしょう。
営業とは自社商品を販売し売り上げを上げてくるのが仕事。
それ以外の事務職などの間接員は営業より給与が低くて当たり前でしょう。
職種が違うのだから給与体系が違って当たり前、差が出て当たり前ですよね?
目の前が真っ暗になります。
さらに「仕事なんだからエサをぶら下げなくても売ってくるのが当たり前。それが営業の仕事」的なことも言われました。
それは「それなりの給料を払ってから言え!」と思います。
サービス残業まであり、ならせばバイトレベルの時給に落ちてしまうくらいの給料でそこまで言われる筋合いはありません。
それから数年かけてどんどんインセンティブはカットされていきました。
経営陣は社員の給料が低い事を恥ずかしいことだと理解しろ
給料が低いということは
社員に充分な給料を払える実績を出す経営が出来ていない
経営陣の能力が低い
ということの証明です。
従業員と経営陣の立場が変わるとそんなことは言えない、とよく聞きます。
私は転職後、エリア管理者をやっていました。
都道府県を丸ごと統括する仕事です。
視点としては経営目線ですべてを見てきました。
それでも私は「売上を上げてスタッフの給料をもっと上げたい」ということをずっと考えて仕事してましたけどね。
この給料問題などだと、立場がわかってない云々言ってしまう輩が多いですが、そもそも自分の仕事がわかってない人ばかりなので、そんなヤツの意見は聞かなくていいです。
無能な上司がいる会社、無能な経営陣が経営する会社で働く人は、時間を捨てているのと同義です。次のステップに進みましょう。
・・・本日も無職が吠えてみました・・・(笑)